今回はオスグッドシュラッター病についてお話します!

●オスグッドシュラッター病とは?

小中学生男子に多い膝のオーバーユースによる成長期スポーツ障害です。

成長期は急激に身長が増加して骨も急成長しますが、残念ながら筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しません。そのため成長速度に筋肉や腱が追い付かず、筋肉の付着している部分の骨を引っ張り障害が生じます。これらを成長痛と呼んでいます。

オスグッドはこの成長痛が膝で起こっているものです!!

太ももの前(大腿四頭筋)の筋肉は膝のお皿を介して、その下の骨(脛骨粗面)に付着しています。この付着している部分に繰り返しの引っ張る力や過度のストレスをかけることにより痛みや腫れ、骨の隆起が起こります。

 

●原因は?

・骨の急激な成長に筋肉や腱が追い付かず牽引力が働く

・スポーツで、ジャンプ、キック、ダッシュの動作の多い、サッカー、バスケットボール、ハンドボール、陸上競技で大腿四頭筋をよく使う人に起こりやすい。

・柔軟性の低下

 

●セルフケア方法

・柔軟性の痛みの出ている部分は炎症が起きているため患部のアイシングを行います。

・大腿四頭筋のストレッチを行い、引っ張っている筋肉に柔軟性をつけます。

・装具(オスグッドバンド)の着用。

・負担となっているスポーツ動作の軽減。

 

痛みや違和感がでたら早めに対策するようにしましょう!!