今回は野球肘(リトルリーグ肘)についてお話していきます!!

野球肘は成長期で野球、特に投手に多く発生する投球過多、オーバーユースに起因する肘の代表的スポーツ障害です。

野球肘とは?

野球によるスローイング動作、特に成長期の投手に多く発生するオーバーユース(使いすぎ)に起因し、投球側の肘の内側、②外側、③肘頭に発生する投球時の疼痛が主症状であるスポーツ障害です。

ボールを投げるときには肘には大きな力が加わります。速い球を投げたり、肘下がり、手投げと言われるような悪いフォームで投げたりすると、1回1回の投球で肘にかかる負担が大きくなります。また球数が多くなると負担(疲労)が増えます。

ボールを投げるときには肘の内側では「牽引力」により、骨や靭帯、軟骨が引っ張られて剥離骨折や靭帯損傷などが起こります。外側では「圧迫」により軟骨や骨が陥没するような障害が起こり、後方では骨同士の「衝突」や「こすれ」により疲労骨折が起こったり、骨や軟骨が欠けたり削れたりします。

徐々に発症する場合が多く、慢性化しやすいため肘の疼痛が出現したら注意が必要です。成長期に骨(成長軟骨)が障害されるため、肘痛のみならず将来に骨変形を合併することがあります!!

 

どんな症状?

●内側型では肘内側の圧痛、腫張(腫れ)、投球時の肘痛、肘の可動域制限、時に小指側のしびれ感が出現します。

●外側型では肘外側の疼痛に加え、ロッキング症状を呈することがあります。

●後方型では肘後方の圧痛、投球時痛、ロッキング症状。

 

どのようなスポーツで発生する?

野球肘と呼ばれているため野球のみで起こる障害だと思われがちですが、テニス(サーブ)、アメリカンフットボール(QB)、ヤリ投げなど、オーバーヘッドスローのスポーツが好発スポーツとして挙げられます。

 

どのようなケアが必要か?

・初期であれば多くは1~2か月の投球中止によりほぼ治癒します。症状によりますがランニング、バッティング、ノックの捕球の練習などは中止しなくてもよい場合がほとんどです。

・投球以外でもよく肘を使ったり、痛み・違和感がある場合は炎症が起きている場合があるのでアイシングが有効です。

・体が硬い、フォームが悪いなどで無理に投げて肘に負担がかかっている場合もあるので柔軟性の向上フォームの改善を行います。

体幹トレーニングなどで肘に負担のかからない身体作りも有効です。

 

●症状が悪化する前に痛みや違和感がでたら早めに対策するようにしましょう!!