五十肩・肩の痛み
あれだけ悩んだ、五十肩・肩の痛みが改善するにはワケがあります
- 腕を動かすと肩に痛みがでて生活が不便
- 服を着替える時に肩に痛みがでて嫌になる
- 肩を動かすとゴリゴリと音がして気になる
- 頭や顔を洗うときに痛くて腕が上がらない
- 痛い方の腕を下にして寝ると、痛くて眠れない、夜中に痛みで起きてしまう
- 腕を後ろに回そうとすると痛みがでる
- 整形外科に行っても注射や薬を出されて終わり
- この肩は一生治らないかもと思えてきた…
当院の五十肩・肩の痛みについての考えかた
大阪市城東区にある、えのもと整骨院院長がこれまで施術してきた肩関節に関する痛み、五十肩・四十肩に関しての考えかたを記述していきます。
施術実績として延べ80000回以上の施術実績から実際に治療に当たってきた肩の痛みでお悩みの方の声を元に、五十肩、四十肩、腱板損傷…etcなど、その症状になってしまった原因から症状、治り方、悪化の仕方、治療法、セルフケア、治ってからの生活などについて述べていきます。
独自で経験してきた事例のため、記述している内容が教科書や医師の言うこととは違う部分もあるとは思いますが、その点も含めてご覧になってください。
当院院長の考えですと、一概に教科書に書いてあることや医師の診断が全て正しいとは限らないという考えかたもあり、その理由として実際に来院されている方の痛みの原因や症状や治っていく過程を見ていると、教科書通りにいったことがありません。
ですので、当院独自の考え方が強い部分もあります。
肩の痛みとは?
「腕を動かそうとすると肩に痛みがでるんです…」
「着替えの時に肩が痛くなって嫌になるんです…」
このように、生活をする上で肩に痛みを訴える方からのご相談が当院に多く寄せられます。
肩の痛みとは、肩関節の周囲を構成する筋肉・腱・靭帯の緊張により、肩の動きが悪くなって痛みを生じているものや、肩関節を構成する骨格や関節包と呼ばれる関節を覆っている袋のような部分にも原因があり、痛みや関節の可動域制限などの症状がみられます。
そんな肩の痛みですが、よく見られる代表的な疾患として五十肩と腱板損傷(けんばんそんしょう)といわれる肩の疾患があります。
肩が上がらなかったり、痛みや違和感を感じている方のほとんどに当てはまるので、このページを最後までお読みになって、あなたの感じている症状と照らし合わせてくださいね。
実は五十肩はよく誤診されている事実
最初に、五十肩と腱板損傷についてお話する前に、重要ことをお伝えしていきます。
当院に来院される方の中には、他の整体院や接骨院、整形外科に通っていて治らなかった方が多く来院されていますが、その多くの方は他の整体院や接骨院、整形外科などで「五十肩」と診断されています。
しかし、詳しく話を聞いてみると、
・「肩が痛くて上がらない」と言ったら、それだけで年齢的に五十肩と診断を受けた。
・レントゲンを撮影して骨に異常はないから「五十肩」と診断された
・スポーツでケガをしたのに、整体院や接骨院の先生からは「五十肩」と診断を受けた。
・とりあえず肩が痛いと言ったら、診ることもなく「五十肩」や「年のせい」と言われた。
上記のように、言い方は悪いですが適当に診断を受けて、あまり効果のない治療を受けていた方が多くいらっしゃいます。
五十肩に限る事ではありませんが、判断を見誤うと、その後に正しい効果的な施術ができなくなってしまいますので治りが遅くなってしまいます。または治っていきません。
もし、あなたも同じよな経験をしているのであれば、そもそも五十肩ではなかったり、五十肩であったとしても、もっと効果的な施術はありますのでご相談くださいね。
五十肩とは?
画像はhttp://risei-kai.or.jpから引用
五十肩とは正式には「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」と呼ばれる疾患です。
よく、五十肩や四十肩と呼ばれるものがありますが、どちらも一緒だと思ってください。
年齢的に40歳付近だと四十肩、50歳付近だと五十肩と呼ばれたりしますが、正式には肩関節周囲炎です。
五十肩になる原因は?
この肩関節周囲炎の原因ですが、医学的にはっきりした原因はわかっていません。
しかし、ある程度、有力な原因はわかっていますのでご説明していきます。
五十肩になった方からは「朝起きたら腕が上がらなくなっていた」「急に痛みが強くなって夜も眠れなくなった」などの声を聞く事が多いのですが、五十肩や後述する腱板損傷に関しても、ほとんどは急に発症する疾患ではありません。
多くの場合、長年の姿勢の悪さや身体の使い方に原因があり、長期間の疲労物質の蓄積により筋肉や腱などの軟部組織が硬くなり、その結果として関節の可動域に制限がでてきます。
そこまでにおさまればよいですが、そのまま肩関節の動きが悪くなった状態で生活していると、肩関節内のあらゆる部位に強い負荷がかかり続け炎症を起こしてしまい、強い痛みや眠れないほどの症状を発症してしまいます。
多くの方は、「最近、急に腕を上げようとした時に上がらなくなった」と訴えますが、実は自分でも気づかないだけで、徐々に肩関節の可動域は悪くなってきており、ある程度の角度まで上がらない状態になって初めて痛みを感じたり、肩関節の動きの悪さに気付くんです。
一度考えてみて下さい。
あなたは一日に何回、腕を肩の関節の高さよりも上に上げることがありますか?
意図的に意識したり運動している人でない限り、多くの方は一日に一回あれば多いほうです。
それくらい、腕を動かしていない人が多いんです。
そのような身体の使いかたが数ヶ月、長いと数年続いている場合に、徐々に肩関節の可動域に制限がでてきて、気が付いた時には腕が上がらない、肩に痛みがでているという状態に陥っています。
このように、五十肩の原因は長期的な肩関節の可動性の少なさから、肩の周囲の組織が硬くなってしまい発症していると考えられます。
よく、五十肩・四十肩は片方の肩が発症すると、もう片方の肩にも発症すると言われていますが、この原因についても上記の理由から、両肩関節共に長期的な可動性の少なさからくる原因だと結論づけます。
そのような肩関節周囲の組織が硬くなった状態で、仕事や日常生活で無理な動作が入ったり、寝ている時に硬くなっている関節を下にして寝ていると、関節を圧迫してしまい関節内に強い負荷が長時間かかるため、翌朝から炎症を起こして腕が動かせない状況に陥り五十肩になってしまいます。
五十肩の症状
まず、五十肩の症状として最も強く現れるものが肩関節内の炎症です。
それぞれ、肩峰下滑液包炎・棘上筋腱炎・癒着性関節包炎・上腕二頭筋長頭腱炎などがあります。
具体的に炎症症状が強い時の症状としては以下が上げられます
- 腕を少しでも動かそうとすると強い痛みが生じる
- 腕が肩の高さよりも上がらない
- 肩が痛くて夜に眠れない、寝ても痛みで目が覚めてしまう
- 肩が疼いてどうしようもなく痛い。薬が効かない
- 腕を後ろに回そうとしても痛くて出来ない
上記の症状ほんの一部ですが、五十肩の炎症症状がある方が多く訴えられる症状になります。
五十肩の初期段階では強い炎症症状があるため、何をしていても痛みのホルモン物質が出ているため痛くてツラいですし、肩も思うようには動かせません。
また、症状が強い場合は痛み止めを飲んだり注射を打ったりしても一時的にしか効果が得られないため、初期段階では大変ツライ思いをすると思います。
まずは炎症症状を抑えることに集中しましょう。
※セルフケアや当院で行なっている治療法などはまとめて後述します。
腱板損傷とは?
腱板(けんばん)とは、肩甲骨に付着する筋肉である棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋のことで、ローテーターカフとも呼ばれ肩関節を構成する重要なインナーマッスルです。
肩のインナーマッスルは常に上腕骨を肩関節に正しい状態で収めようとするため、腕をおろしているだけでも常時筋肉は使用されており、疲労がでやすい筋肉です。
実は、よく五十肩と誤診を受けている肩の疾患で最も多いのが、この腱板損傷です。
腱板損傷は肩甲骨周りを覆う組織であり、必ずと言っていいほど肩の痛みと関係があるので腱板に対しての施術は必須になります。
腱板損傷になる原因は?
腱板のつくりとしては筋肉から腱になり、腱が骨に付着しています。
腱板損傷の原因も長期間の姿勢の悪さや肩関節の可動性の悪さから、肩関節周囲の筋肉・腱が硬くなって柔軟性がなくなった状態で肩を動かした際に、腱の滑りが悪くて痛みを出してしまうものや、過度の運動や仕事などで負荷を強く与えてしまったり、与え続けてしまった場合に腱が骨に付着する部分で炎症が生じてしまい痛みを誘発します。
硬くなった筋肉を動かそうとした際に、その動きに柔軟性のなくなった筋肉・腱がついていけなくて痛みを感じたり、腱が骨に付着する部分で引っ張られる作用が起こってしまうのが原因で、強い痛みが生じて思うように肩が動かせなくなってしまいます。
腱板損傷の症状
腱板の筋肉の役目として、肩を上げたり開いたり、腕を身体の後ろに回したり、内側に動かしたりする筋肉で構成されています。
これらの筋肉が硬くなってしまうと以下のような症状がでてきます。
- 腕を動かそうとした際にピリッと痛みを感じる
- 腕が一定の高さまでしか上がらない
- 腕を背中側に回そうとしても途中でひっかかる
- 着替えの際に毎回肩に痛みを感じる
- 物を投げよとした際に痛くて投げられない
- ラケットを振ると肩に強い痛みが走る
上記は症状のほんの一部ですが、五十肩の症状とも似ている部分があるため、細かい見極めは専門家にお任せしましょう。
腱板損傷の症状は比較的緩やかに発症することが多く(スポーツなどのケガで急になることもあります)、多くの方は「そのうち治るだろう」と放っておいて、結果として長期間放置した状態で来院されることが多く見受けれらます。
初期段階ではあまり日常生活にも支障はありませんが、生活のあらゆる面で支障が出てきて初めて「どうにかしないと」と思うかたが多いようです。
しかし、長期間経過した症状ほど治りにくいのが実際です。
もしあなたも同じような症状でお困りであれば、早めのご来院を検討してくださいね。
肩の痛みの出る動作と治る期間
ここでは、実際に肩の痛みで悩んでいる方の、肩の動作での状態の把握と、およそ予想できる範囲の治癒期間について説明していきます。
治療頻度は1週間~2週間に一回の目安と考えての内容となります。
実際の肩の症状は経過によって変わってきますし、見てみないとなんとも言えない部分のありますのであくまでも参考程度にお考えください。
状態①:全く動かせない。または少し肩が上がる
五十肩の初期症状であったり、スポーツなどで強い衝撃が加わり損傷して炎症を起こしている際などにみられやすいです。
まずは炎症を取り除く必要があり、場合によってはスポーツのケガの場合なら腱の断裂や骨の剥離、五十肩では関節内で組織の癒着がみられることもあり、そのような状態ではいかに早期から正しい治療を行なうかで治癒期間が大きく変わってきます。
治癒期間の目安としては2カ月〜8ヶ月です。
※痛めてから初期段階の場合、処置方法や治療内容で大きく治癒期間は変化します。
状態②:少し腕が上がるが、90度までは上がらない
当院に来院される方で最も多く見られるのがこの状態です。
この状態の方の多くは「肩が上がらないけど、その内治るだろう」と放置した結果、いつまでも痛みが治まらなかったり、腕が上がらないため来院に至ります。
また、病院に診察に通っていたけど意味のないリハビリ(電気治療、ホットパック、湿布、痛み止め、注射)などをしていて治らなくて当院に来院されます。
少し発症してから時間が経過している状態であり、肩周囲の組織の緊張を取り除く必要がありますが、状態によっては肩関節内の炎症が残っている場合もあります。
治癒期間の目安としては1カ月〜5ヶ月です。
※肩の組織の癒着が強い場合や、まれに腱断裂が起こっていることに気付いていない場合もあるので状態の把握が重要です。
状態③:90度まで上がるが、120度までは上がらない
肩関節の可動域の判断基準として、90度まで上がるのか?120度まで上がるのか?といった判断基準があります。
肩関節の動きとして、90度まで上がると、その後は肩の筋肉である三角筋が作用するようになり、より治るスピードが増していきます。
そして120度まではスムーズに上がるようになり、再び120度以上腕を上げようとすると引っ掛かる感じがでてきます。
治癒期間の目安としては1カ月〜3ヶ月です。
※多くの場合、この状態までくると筋腱の緊張が原因であるため、的確に治療を行なえばスムーズに治っていきます。
状態④:120度以上上がる
筋腱の緊張が残っている状態が多く、肩周りの筋肉の作用は正常に近い状態です。
肩関節周囲の組織の柔軟性を高めていけば治っていきます。
治癒期間の目安としては3週間〜2ヶ月です。
状態⑤:腕が後ろに回らない
肩関節内の組織の癒着や緊張が残っている場合が多く見受けられます。
関節内に炎症を起こした後にも見られることが多くあるため、原因が筋・腱・関節内にあるのかの判断が重要です。
治癒期間の目安としては1ヶ月〜4ヶ月です。
状態⑥:腕が前から上がらない
肩の痛みや動きの制限を訴える方の多くは、腕を横から上げようとした場合のことが多いですが、腕を前から上げようとしても痛みや可動域制限がでることが多々あります。
炎症症状や損傷している筋肉や腱の違いによって動作痛の現れ方は変化してきますので、原因を明確にして改善していき必要があります。
治癒期間の目安としては1ヶ月〜5ヶ月です。
※まれに腱断裂がみられることがありますが、場合によっては手術の適応となりますので、まずは原因を明確にする必要があります。
その他の肩の障害
これまでは主によく見られる五十肩や腱板損傷についてお伝えしてきましたが、肩の疾患は他にもたくさんありますので簡単ではありますが、お伝えしていきます。
石灰沈着炎
https://www.joa.or.jp/から引用
五十肩にも含まれることもある肩の疾患です。
肩関節内になんらかの原因によって石灰沈着(骨のような成分)を起こしてしまい、強い炎症による痛みと関節可動域制限が発症します。
多くの場合、繰り返される関節内での摩擦が原因と言われていますが、明確にはわかっていません。
治療法としては、病院で注射で関節内にできた石灰を取る治療が主となり、保存療法で解決することが多いです。
インピンジメントシンドローム
http://kansetsu-life.comから引用
ちょくちょく見かける肩の疾患です。
インピンジメントとは「衝突」という意味で、腕を上げる際に肩関節内に上腕骨頭が引きこまれるのですが、その作用が行われないために、腕を上げた際に肩で骨がぶつかって痛みを生じます。
腕を上げる際に30度までは肩周りに付着するインナーマッスル、特に棘上筋が上腕骨を肩関節内に引き込み作用を生じさせます。これを第二肩関節と言います。
原因は様々ありますが、この棘上筋の作用が弱くなっていて第二肩関節の動きがスムーズにいかなくなるためにインピンジメントが発症してしまうことが多く見受けられます。
また、稀ですが、肩甲骨にある「肩峰」という骨の部分が生まれつき下垂しているために、健康な状態でも成長と共にインピンジメントを発症する方もいらっしゃいました。
野球肩
腱板損傷とも一緒にされることもあります。
野球肩は主に上腕二頭筋長頭腱炎か棘上筋腱炎を指すことが多く、どちらも崩れた投球フォームや繰り返しの腱の摩擦が原因で発症します。
腱の付着部での炎症もありますが、筋肉の強さが投球の際の動作についていけていない事も原因となっている場合もあり、その際にはインナーマッスルのトレーニングも必要となります。
当院での五十肩・腱板損傷の治療法と治る理由
大阪市城東区のえのもと整骨院では、肩の痛みの専門治療としてAKS療法を行っております。
通常、肩関節周囲の筋肉や腱の痛みになりますと、多くの場合はマッサージや電気治療のみを行なっていますが、当院では固まってしまった筋腱を筋線維単位で癒着を剥離して、筋肉の柔軟性と活動性を高めて早期改善を目指します。
人間の筋肉には伸ばされると縮もうとする働きがあったり、思い切り縮んだ後は伸びようとしたりする反応があります。
当院ではこの身体本来の作用を生かして硬くなっている筋・腱そのものを身体の反応を使って独自の治療法で治していきます。
ただマッサージをしたり表面から電気を当てるだけではなく、身体の内部から変えていくため治療期間が短く、更には効果も高く、元の状態よりも動くようになることも少なくありません。
あなたも五十肩など肩の痛みが気になっているなら大阪市城東区のえのもと整骨院までご連絡ください。
受 付 時 間【予約優先性】