今回は踵骨骨端症(シーバー病)についてお話します!!

シーバー病とは?

踵骨(かかとの骨)は約15歳まで成長します。活発に運動する小児(通常9~14歳)で、ふくらはぎの筋肉と腱(アキレス腱)や足の裏にある足底腱膜によってそれらが未熟な踵骨についている部分が引っ張られると、シーバー病が発生する可能性があります。

10歳前後の活発な男子に多く起こり、女子の2倍の頻度でこの障害が認められます。通常、片側の足に起こることが多いですが、稀に両足とも起こることもあります。

 

症状は?

急に強く痛むというよりはジーンとするような慢性の痛みが特徴になります。

つま先立ちをしたり走ったりすると悪化します。熱感や腫れが起こる子もいます。悪化すると痛みのためにかかとを地面につけられず、つま先立ちで歩くようになります。

 

どんなスポーツをしている子に多いか?

サッカー・剣道・バスケットボール・バレーボール・陸上などをしている子に比較的多く見られます。

走ったり、ジャンプを多くしたり、激しく足を踏み込んだりする衝撃などが原因になってきます。ただ、成長痛でもあるので他のスポーツをしていても起こる事はありますし、スポーツをしていない子でもアライメント不良(身体の歪み)などから発生することもあります!!

 

どのようにセルフケアをすれば良いか?

・歩くだけでも痛みが出ている場合は運動の休止が必要です。過度に行うとそのまま骨が分離してしまう事があります。

・特に初期では炎症が起きている事が多いのでアイシングも有効です。

・原因となっているふくらはぎの筋肉と足裏の筋肉をストレッチ、マッサージをして踵にかかっているストレスを軽減。

インソールや踵のサポーターを用いて直接かかる衝撃を軽減させる。

硬いコンクリート等で走るのは避けて、芝生などの衝撃の少ない場所での運動をする。

 

●症状が悪化する前に痛みや違和感がでたら早めに対策するようにしましょう!!