今回は腰椎分離症についてお話します!

小学生・中学生・高校生のお子さんで腰が痛いと言っていることはありませんか!?もしかすると腰椎分離症かもしれません!!

腰椎分離症とは?

まず背骨は、本体である「椎体」と、後ろ側の「椎弓」という骨で構成されています。この椎体と椎弓が疲労骨折を起こし、分離してしまった状態を「脊椎分離症」と呼びます。その疲労骨折が腰部で起こったものを「腰椎分離症」といいます。

スポーツを活発に行っている10歳代に多く発症し、ジャンプや捻ったりなどの回旋動作の繰り返しのストレスで疲労が蓄積し起こると言われています。

レントゲン、MRIでの診断で発見することが可能です。

症状は?

初期では運動時のみで痛みを感じることが多く、日常生活では痛みを感じることがないことが多いです。なので子供達もあまり深刻に考えずそのまま練習等を続けてしまうケースが多いです。

次に運動時だけでなく、日常生活でも痛みを徐々に感じるようになり、身体を反らす、捻る動作で痛みを強く感じるようになります。

 

どのようなスポーツで起こるのか?

腰をひねったり、上半身の前後屈が多い野球やサッカー、テニス、バレーボール、ラグビー、柔道など幅広く発症します。身体の柔軟性が低下していると起こりやすいとも言われています。

 

どのようなケアをすれば良いのか?

運動を休止します疲労骨折なので日々の疲労の積み重ねで発症しているため、その原因となることを中止しなければ完全な骨の癒合は難しいです。

コルセットを着用し、反る、捻る動作に制限をかけて安静にします。

・安静にして痛みがなくなっても骨がくっついた訳ではありません。レントゲンで定期的な診断を受け、骨の癒合に合わせて徐々に柔軟やストレッチを開始します。

・骨癒合後は競技をいきなり開始するのではなく、腰部に負担がかからないようなトレーニングやリハビリをします。

・定期的なストレッチやマッサージでケア

 

●症状が悪化する前に痛みや違和感がでたら早めに対策するようにしましょう!!