本日はベネット損傷についてお話していきます!!

ベネット損傷とは?

長い年月投球動作を繰り返す事によって、上腕三頭筋肩関節後方の関節のふくろが過緊張し、肩関節を構成している肩甲骨の一部に骨棘という骨のトゲが生じてしまいます。その骨棘が少しづつ大きくなることによって、上腕骨(腕の骨)に衝突したり、腋窩神経(ワキを通っている神経)を刺激したりして痛みを伴うものです。

一度痛みが出ると、数日投げられなくなることもあります。テニスのサーブやバレーのスパイクなどでも同様に発症する場合もあります。

 

症状は?

・投げ終わりのフォロースルーに肩の後方~上腕外側に痛みが走る。

・ゴリっと音がしたり、肩が抜けたような感覚になり数日痛みが持続する事もあります。

・肩のだるさが続く場合もあります。

 

治療法?

・軽症の場合は投球動作や痛みの出る動作の禁止。

・初期にはアイシング。

・痛みの軽減に伴い、肩周りのストレッチ、肩の筋力強化、体幹強化。

・肩に負担のかからないスポーツ動作・フォームの改善。

※痛みが長く続く場合は手術療法も考えられる疾患です。