本日は中足骨の疲労骨折についてお話します!!

中足骨とは、足にある複数の骨の中の1つで第1~5中足骨まであります。この部分の骨折は前回お話した脛骨に次いで2番目に発生頻度の高い骨折となります。

サッカーやラグビー・バレーボール・バスケットボール・マラソンや長距離競技などでよく走ったり、ジャンプをしたりする事の多いスポーツに好発しますが、剣道など踏み込みの強いスポーツでも発生します。

骨成長期の選手、特に10歳くらい~高校生が好発年齢ですが、種目や運動量により成人でも発生する場合があります。

第3中足骨骨幹部が半数を占め、以下第2、第4の順。第1中足骨はまれです。この骨幹部の骨折は行軍骨折とも呼ばれることもあります。

 

他にも、ジョーンズ骨折と呼ばれる第5中足骨近位骨幹部疲労骨折はサッカー選手に多く見られる骨折になります。

激しい切り替えし動作、急激なストップ動作などの繰り返しで負荷が加わり骨折を起こします。

この骨折部は血流があまり良くなく、治りにくいとされています。

プロサッカー選手では、香川選手や清武選手、中村俊輔選手などの有名選手もこの骨折に悩まされていました。

 

症状は初期では運動時のみで痛みが発生し、それ以外では痛みがないこともあります。そのまま置いておくと安静時にも痛みが発生してきます。

熱感、腫脹、発赤も見られる場合があります。

※初期のレントゲンでは骨折線がはっきりしないケースがあるので注意しましょう!!