本日は足根管症候群についてお話していきます!!

足根管症候群とは?

足の内果(内くるぶし)の後方には足根管という筋肉や血管・神経が通る管があり、何らかの原因で足根管の内圧が高くなり、足根管内に存在する脛骨神経が圧迫されて、痛みやしびれを引き起こす疾患です。

 

足根管とは?

足根管は骨性の壁(内果と踵骨と距骨)と屈筋支帯によって囲まれた管のことです。

足根管内には長趾屈筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、脛骨神経、後脛骨動・静脈、脛骨神経が通ります。

 

原因は?

外傷後(足首の捻挫、果部骨折、踵骨骨折など)や足首の変形などでみられる場合が最も多く、ガングリオン、静脈瘤、動脈硬化した動脈などの圧迫によって起こる事もありますが、全く原因が特定できない場合もみられます。

 

症状は?

主な症状は足底部の痛みやしびれです。脛骨神経の支配領域である足裏への放散痛やピリピリ・ジンジンするなどの知覚異常がみられます。特徴的なしびれについては、よく「砂利の上を歩いているよう」と訴える場合もあります。

症状は踵を除く足の裏~指にかけてでます。足の甲側や足首より上にでることはないのでその場合は別の疾患を疑いましょう。

約半数に冷えを訴えることあります。

 

治療法は?

・圧迫の原因となっているものを把握し、取り除くことが大事となります。

・鍼灸、超音波、グラストンテクニックなどを用いて治療を行います。

・足の形等が原因のときはインソールを用いることもあります。