新学期が始まりました!!

これからの時期は中学や高校の運動部に所属する予定の新1年生がケガをしやすい時期です。

中学生や高校生は成長期後半の時期なので身長や体重の増加が著しくなります。身長が伸びるという事は、骨が成長し少し遅れて筋肉が成長します。そのため筋肉が骨に引っ張られ痛みを訴える子供が多くいます。体重も同じで成長に伴い増量するため身体への負担も大きくなります。

膝の下に痛みを伴うオスグッドシュラッター病、踵に痛みを伴うシーバー病などその他多くの「成長痛」が発生し悩まれる方も多いと思います。

 

新1年生になり部活動がスタートすると、小学校から中学校、中学校から高校では練習量・練習強度が大きく変わり負担がとても大きくなります。

その上、中学受験や高校受験の際は体を動かすことが格段に減る為、ほぼ運動が0の状態から100の練習になるため身体がついていかず故障してしまうケースが多くあります。

その他にも大体のスポーツがボールの大きさ・重さの変化、グラウンド・コートの範囲が広がるといった変化も見られるため身体への負担は大きくなります。

 

◎早めの対策が大事になります!!

・ウォーミングアップ・クーリングダウンはしっかり時間をとって行いましょう。この2つをきちんとするだけで故障のリスクは軽減します。特にクーリングダウンは省いてしまうことが多いため、次の日に疲労を残さないようストレッチ、マッサージはしっかり行いましょう。

・本人、指導者を含め身体に異変を感じた場合は無理はせず練習を中止し早めの治療をしましょう。成長期の身体に負担をかけすぎたら悪化した場合、成長障害を引き起こすこともあるので気をつけましょう。

・1年生の練習メニューは比較的基礎の体力トレーニングが多い傾向にあります。走ることも多くなるため足への負担を軽減するランニングシューズを使ったり、インソールを着用することをおススメします。