本日は片頭痛についてお話していきます!!

前回頭痛を大きく2つに分けて一次性頭痛と二次性頭痛で説明しました。

今回は一次性頭痛の中の片頭痛について説明していきます。

片頭痛とは?

頭の片側や両側がズキズキ・ガンガンしたり、吐き気を伴うような頭痛が一定の期間をおいて繰り返します。

強い痛みのせいで日常生活に支障をきたす人もいます。片頭痛の詳しいメカニズムは解明されていませんが、脳の血管が拡張し、その周囲の三叉神経が刺激されて生じると考えられています。血管の拡張に関連するとされているのが、セロトニンという神経伝達物質です。

 

症状は?

人によって異なりますが、月に1~2回多いときには週に2~3回発作的に強い頭痛が起こります。

頭痛が起こる前兆としてキラキラした光が見えたり、こめかみから目のあたりにかけて痛む、心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと痛む、またはガンガンする、光や音で悪化する、めまいや吐き気がするなどが片頭痛の特徴的な症状です。

片頭痛が起きる数日前や数時間前から、生あくび、イライラ、空腹感などの体調変化を感じる人もいます。

20~40代の女性に極めて多く見られるのが特徴です。

 

原因は?

日常でのストレスや急激な気圧や気温の変化、騒音や人混み、睡眠不足や睡眠過多などが挙げられます。

チョコレートやピーナッツなどの特定の食品が片頭痛のきっかけとなるといわれていますが、仕組みはよくわかっていません。

アルコールは、血管を拡張させることで片頭痛を誘発すると推測されています。

女性の場合は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下する排卵時のほか、月経(生理)の数日前から月経期にかけて起こることもあります。

 

もし片頭痛が起こったら?

痛む部分を冷やして、拡張した血管を収縮させましょう。入浴や運動、マッサージなどは血管を拡張させるので避けた方がよいと考えられています。

匂いが強くない、暗くて静かな場所で休みましょう。匂いや光、音に敏感になる傾向があるため、匂いが強い場所やまぶしい場所、騒がしい場所にいると痛みがさらに増す可能性があるため控えましょう。

カフェインを摂る。カフェインには脳血管を収縮させる作用があり、コーヒーや紅茶などカフェインが含まれるものを摂取すると頭痛が緩和されることがあります。ただし、飲みすぎると頭痛が悪化することもあるため、摂りすぎには注意しましょう。