本日は体幹についてお話します!!

最近よく体幹トレーニングやコアトレーニングというのを聞くと思いますが、体幹とは何なのかを説明していきます。

体幹とは?

体幹には大きく分けて2つの意味があります!!

体幹とはその文字が示す通り、体の幹ということです。体の幹ですから胴体の部分を指します。

つまり体幹を鍛えようということは、広い意味で胴体を鍛えるということです。

例えば上腕を鍛えて強靭で逞しい腕を作ったとしても、胴体部分がグラグラとしていてはまったく使い物になりません。脚にしても同様です。手、足、頭など胴体から繋がっている部分を機能的に活かすためにはこの胴体部分が重要であるということから、体幹が注目されはじめました。

この場合の体幹とは胴体部分のことですから、具体的には胸、背中、腰回り、腹筋、お尻はすべて体幹の構成要素ということになります。

 

また、狭い意味では胴体の深層部の4つの筋肉、横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)を指し、これらの筋肉はお腹を前後上下左右から囲い込んでいるような状態にあります。

またこの4つをまとめてインナーユニットと呼ばれています。

 

腹横筋 腹部にコルセットのように位置する筋肉。姿勢の安定と腹部内圧の維持を担っております。呼吸時にも動きます。

横隔膜 胸とお腹をわける呼気専門の呼吸筋。息を吸うと横隔膜が下がって肺をふくらみやすくし、吐く際はせり上がり吐き出す力を後押ししてくれます。

多裂筋 : 脊椎の背骨、一つ一つを支え安定させている筋肉。姿勢の安定を担っています。

骨盤底筋群 : 骨盤の底から腹腔を支え、骨盤を安定させる役割を担っております。この筋群は生殖器や排せつにも影響をもっています。

 

これら4つの筋肉はそれぞれ連動しており呼吸と姿勢の安定化の役割を担っています。またお腹の臓器は骨などでは守られておらず筋肉で守られおりインナーユニットは内臓を助ける役割もあります。