今回はインピンジメント症候群についてお話します!!

インピンジメント症候群は野球肩といわれるものの中の1つです。

インピンジメントとは「衝突」を意味します。腕を挙げる動作や捻じる動作で、肩甲骨と上腕骨の骨同士の衝突で痛みを認めます。その痛みのでる肩甲骨と上腕骨の間の部分には腱板(主に棘上筋腱)や肩峰下滑液包があり、繰り返しのストレスにより炎症を起こし変性・肥厚した組織が衝突し、肩の痛みや運動制限を引き起こいます。

腕を挙げる、捻じる動作を行う野球やバレー、バドミントンなどのオーバーハンドスポーツに多く発生します。

◎症状

・腕を上げようとすると、肩の中で肉や何かが挟まれているような痛み

・じっとしているとチクチクするような痛み

・何となく肩の関節がすっきりしない

・ずれているような感じ、音がする

・肩が腫れる、熱を持ったような感じがする

・シャツの袖を通す時に肩に出る鋭い痛み、背中に手が回らない

・横向きで寝ると痛くて眠れない など様々な症状があります。

 

◎治療法、予防

・スポーツの中止、安静が大事になります

・ストレッチを中心とした可動域の拡大

・痛みが軽減してきたら、肩を支えるインナーマッスルのトレーニングで運動療法を行います。

・競技復帰までに負担のかからない正しいフォームの獲得

・この障害は繰り返しのストレスが原因となることが多いので、復帰後は練習メニューや練習量の改善も必要になります。