本日は第1ケーラー病についてお話していきます!!

ケーラー病とは?

舟状骨という足のアーチを形成する骨の1つに炎症が起こる病気です。4~7歳の男児にみられることが多いです。片足にのみ症状が現れることが多く、両足に症状が現れるのは全体の3分の1程度です

舟状骨は足のアーチを形成している骨の1つになります。アーチは体重を支え身体の衝撃吸収の役割を果たしているため、とても負担の大きい部位といえます。その部分に繰り返し負荷がかかることで発症する場合があります。

しかし、明らかな外傷歴が無い患者が多く、発症の原因は解明されていません。症状が急に現れることは稀で、次第に舟状骨の炎症が進行していき症状が現れることが多いようです。

 

症状は?

患部の腫れや痛み、舟状骨に圧通が生じます。また、体重を足で支える時や歩行時に不快感が強くなります。足首を内側に曲げると、痛みを訴えることがあります。

そのため足の外側に体重をかけて歩く為、歩き方がおかしかったりします。舟状骨が足の骨の中でも重要な役割を持っている故に、歩行障害が生じることもあります。

 

診断は?

レントゲンで診断可能です。

レントゲン写真では舟状骨の変化を確認することができます。それぞれの骨が不規則な形状をして壊れたり、つぶれたりしているように見えることもありますが、舟状骨の厚みが減って扁平化していることが診断の決め手となります。

 

治療法は?

激しい運動を禁止しアーチサポート器具の装着により舟状骨にかかる負担を軽減する保存療法で治療します。

多くの場合、成長とともに自然治癒します。

インソール等を用いて足の負担を軽減させる場合もあります。