本日は第2ケーラー病(フライバーグ病)についてお話します!!

第2ケーラー病とは?

主に足の第2中足骨頭(足の人差し指の付け根の関節部周辺)におこる骨端症です。中足骨頭に繰り返される圧迫力が働き、骨頭部で壊死を起こした状態をいいます。

子供の場合、中足骨頭のほとんどは成長軟骨で構成されているので組織的に外力を受けたときに、弱い部分であると言えます。

好発年齢は12〜18歳で、第1ケーラー病では男性が多かったのに対し第2ケーラー病では女性のほうが男性より3〜4倍ほど多く、両側例が10%程度にみられます。

 

原因は?

中足趾関節(指の付け根)が指を反る動作をすることにより過度なストレスがかかり発生することが多いと言われています。一時的に血行が障害されるためといわれています。

怪我に続発する場合もありますが、原因が分からない場合でも発症することがあるので注意が必要です。

 

症状は?

足の人差し指の付け根周辺に痛み、運動を行うことで痛みが悪化します。特に足前方に体重をかける動作で痛みを感じることが多く見られます。

疼痛、腫脹、圧痛も発生します。歩行時にも患肢に体重が乗ると痛みが伴う為、その部位への荷重を避けた歩き方も見られます。

痛みによる関節可動域の減少も起こります。

第2中足骨の発生が最も多いとされていますが、他の指に発生する場合もあります。

 

治療法は?

・保存療法が基本ですが、骨変形などを起こしてしまうと痛みが残ってしまう場合があるため早期の治療が大切となります。

・インソール等で患部の負担を軽減させます。

・長時間の歩行や運動、ハイヒールを履くなど患部に負担のかかる事は中止し安静を保ちます。