本日は五十肩についてお話していきます!!

五十肩とは?

よく五十肩や四十肩という言葉を耳にすることがあると思います。

五十肩は中高年の人が悩まされる肩の痛みで、50歳代を中心とした中年以降に、肩関節周囲組織の退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、肩関節の痛みと運動障害を認めるものをいいます。

40代、50代に発症が多いことから五十肩・四十肩と呼ばれていますが、正式な病名は肩関節周囲炎となります。

また通常は片側にだけ発生し、回復後に同側に再発することはほとんどないため、強い肩の痛みを繰り返して訴える場合は、他の疾患との鑑別が必要になるので「肩が上がらない」「肩に痛みがある」これは五十肩だと簡単に判断しないよう注意が必要です!!

 

肩はどうなっているの?

肩関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つの骨で構成されています。肩甲骨の小さい受け皿に大きな上腕骨頭がはまっていますが、構造上はまりは浅く不安定な関節となります。

骨だけでは構造的に不安定なところを筋肉や靭帯、関節包が強度を高めています。そのため、肩の酷使によって炎症や損傷が起こりやすく、痛み、可動域の制限が起こると考えられます。