本日はグロインペイン症候群についてお話していきます!!

グロインペイン症候群とは?

グロインペイン症候群は鼠径部痛症候群とも呼ばれており、鼠径部、股関節周辺や下腹部に痛みが伴う疾患の総称をいいます。

内転筋腱障害、腸腰筋の機能障害、鼠径管後壁欠損、外腹斜筋腱膜損傷、恥骨結合炎、内転筋腱障害など疾患は様々で痛みの伴う場所も原因も人によって違います。

スポーツをしている人に多く発生し、特にサッカー選手に起こることが多いです。この疾患は子供から大人まで幅広い年齢層で発生する疾患となります。日々トレーニングを行っているプロのサッカー選手でさえも発生してしまうものです。

 

原因は?

過剰な練習やトレーニング:学生に多く、腹筋やお尻の筋肉強化などの特定部位の過度な強化、シュートやロングキックなど瞬時に100%の力を発揮するような動作の繰り返しのトレーニングにより鼠径部にストレスがかかる。

臀部の筋肉が固い:股関節が開いた状態になりやすくなるので、臀部の筋肉を使いづらい状態になります。キックやターンで内転筋や恥骨部にストレスがかかりやすくなるポジションになるため負担がかかります。

腰痛がある人:腰部痛のある方は同時に下肢の柔軟性が低下しているケースが多くあります。上手く筋肉を使えず、連動性を失い軸となる股関節部に負担がかかりやすくなります。

 

症状は?

安静時は全く痛みがなく、運動を行うと痛み出すというのがこの疾患の一番の症状です。

初期の症状では、ボールを蹴るや全力で走るなどの限定的な動作のみで起こる運動時痛が発生します。

症状の悪化により、限定的だった痛みが動作全般痛みが発生するようになったり、痛みを伴う頻度が増します。歩行のみで痛みを伴うようになることもあります。

 

※スポーツ障害を早期発見するには、ご両親が子どもの身体の異常を日常生活の中でいち早く発見することです!!

 いつもと違うなと少しでも感じたら一度ご相談ください。