本日も疲労骨折についてお話していきます。
前回、疲労骨折の発生原因やどのような人に起こりやすいのかというのをお話していきました。今回は発生部位についてお話していきます!!
●どの部位に発生しやすいのか?
骨折なので全身どこで発生するか分かりませんが、発生しやすい部位というのはあります。
脛骨・中足骨・肋骨・腓骨・尺骨・坐骨などがあります。
中でも発生頻度の多い2部位を紹介していきます。
◎脛骨
脛骨は疲労骨折がとても多い部位で【疾走型/跳躍型】に分けられます。
疾走型は脛骨の上1/3と下1/3に発生し、ランニングやダッシュ動作の多いスポーツ選手に発生しやすいです(陸上やサッカー)。跳躍型は脛骨の中1/3で発生します。ジャンプ動作の多い人に発生します(バスケットやハードル)。
◎中足骨
中足骨の疲労骨折は原因によって発生する足趾が変わってきます。
行軍骨折:第2・3中足骨骨幹部で発生する骨折をいいます。長い距離を歩く・走るや運動を始めたばかりの人に発生しやすい骨折です。
ジョーンズ骨折:第5中足骨近位部で発生する骨折をいいます。サッカーやバスケット選手に多く強い切り替えや踏ん張り動作の繰り返しで発生します。比較的治りが悪く発生してしまうと治癒に時間のかかる骨折です。
下駄骨折:第5中足骨基部で発生する骨折です。短腓骨筋という筋肉が付着している部分でその筋肉を繰り返し使ったり、捻挫を繰り返したりして発生します。
※スポーツ障害を早期発見するには、ご両親が子どもの身体の異常を日常生活の中でいち早く発見することです!!
いつもと違うなと少しでも感じたら一度ご相談ください。