本日は肘部管症候群についてお話していきます!!

肘部管症候群とは?

肘の内側を通り、手の先に向かっている神経(尺骨神経)が色々な原因により圧迫されて手のしびれや、筋力低下を起こす障害です。

尺骨神経はよく物の角で肘を打った時に電気が走ったっと手の先まで痺れたようなことがあると思います。これが尺骨神経で、この神経は小指や薬指の皮膚感覚や指を開いたり閉じたりする筋肉等を動かす役割をしています。

なんらかの原因でこの神経が圧迫され、小指や薬指がしびれたり、皮膚の感覚が鈍くなったりします。またこの神経が支配している筋肉が使いにくくなるため、筋肉が痩せてしまったり、物を指でつまんだりなどの動作がやりにくくなります。

長年の肘の過度の使い過ぎで肘関節が変形していたり、骨折や脱臼などで起こる変形でも圧迫をおこす場合があります。

 

治療法は?

・安静が一番大事になります。神経の症状なので症状の回復に少し長引く場合があります。

・筋肉が原因の場合は、マッサージ、電気治療、超音波、鍼灸治療が有効になります。

・慢性化していますと症状が治りにくくなる場合があり、手術療法になることもあるので早期の治療が大事になります。